TBS 日曜劇場「半沢直樹」

TBS 日曜劇場「半沢直樹」

2013年7月7日から9月22日まで毎週日曜日21時、TBS系「日曜劇場」枠で放送された連続ドラマ。全10話。

主人公の半沢直樹を演じるのは堺雅人。初回平均視聴率19.4%の好スタートをきり、最終話では42.2%という高視聴率を叩き出す。後に同じスタッフで池井戸潤原作ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」を手がることになる。

ストーリーは小説「オレたちバブル入行組」が原作の1〜5話を第1部、小説「オレたち花のバブル組」が原作の6〜10話を第2部とする前後編2部構成となっている。

堺雅人が演じた主役・半沢直樹の劇中での台詞「やられたらやり返す、倍返しだ!」が注目を集め、「倍返し」がユーキャン流行語大賞・年間大賞を受賞するなど社会現象にもなった。

目次

第1話

第1話

東京中央銀行大阪西支店・融資課長の半沢直樹(堺雅人)は、バブル経済末期に銀行に入行したいわゆる「バブル入行組」。それから20年ほど経過した現在、行内では業務の中心的役割を担う世代になっていた。東京本店融資部に勤務する渡真利忍(及川光博)は、半沢と同期入行組であり、入行以来の親しい仲。頻繁に助言をし、半沢をフォローし続ける。一方家庭では、妻の花(上戸彩)が、文句を言いながらも明るく実直な性格で夫を支える。
そんな半沢に、ある日突然支店長の浅野(石丸幹二)から強引な指示が下り、西大阪スチールから5億円の融資契約を取り付けることになった。しかも、新規の融資先にも関わらず条件は「無担保」。

この融資によって営業目標を達成した大阪西支店は、名誉ある最優良店舗賞を初受賞すことになった。しかし、一見優良企業に見えた西大阪スチールは陰で莫大な負債を抱えており、それを隠すために行っていた粉飾決算が発覚。融資からたった3か月後、西大阪スチールはあっけなく倒産した。この結果、東京中央銀行は融資額5億円全額を騙し取られることになってしまった。

出世に執念を燃やす浅野支店長は、その全責任を半沢一人に負わせようと画策。東京中央銀行で異例のスピード出世を果たし、常務にまで上り詰めた大和田(香川照之)にまで根回しをする。東京中央銀行は、バブル期の膨大な不良債権に苦しんだ都市銀行が合併して出来上がった「メガバンク」。行内には、合併後も「旧・産業中央銀行」出身者、「旧・東京第一銀行出身者」の派閥に分かれ、熾烈な権力争いを繰り返していた。大和田常務は「旧・産業中央銀行」出身、浅野支店長も同行出身である。そんな中にあって「旧・東京第一銀行出身者」の中野渡頭取(北大路欣也)は、行内融和を唱え、派閥対立を鎮めるために苦心していた。

融資失敗の責任に関して、東京本店に呼ばれ聞き取り調査に出席した半沢は、全責任を自らに負わせようとする上司たちに真っ向から反発し、取られた5億円を取り戻すと宣言する。

何故ならそれが、半沢がバンカーとして生き残るための、唯一の道だったからだ─。

放送日:2013年7月7日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/01.html

第2話

第2話

半沢(堺雅人)の勤める東京中央銀行は、西大阪スチールへの融資で5億円の不良債権を抱え込むことになり、半沢は自身の命運を賭けて融資金の回収に動く。そんな中、残された資料から同社の倒産が「計画倒産」であった疑いが浮上。
半沢は西大阪スチール倒産の影響で連鎖倒産を余儀なくされた竹下金属の社長、竹下清彦(赤井英和)に協力を仰ぎ、苦労の末、ついに東田社長(宇梶剛士)が海外に所有している時価5千万円の別荘の存在を突き止める。
しかしこの物件の存在には国税局もほぼ同時に気が付いており、資産差し押さえを巡って半沢と国税局査察部統括官の黒崎(片岡愛之助)との間で激しい攻防が繰り広げられる。

東田が隠す資産の行方は?そして姿を消した東田と未樹(壇蜜)に先に辿り着くのは半沢か、それとも国税局の黒崎か!?

放送日:2013年7月14日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/02.html

第3話

第3話

西大阪スチールへの融資で焦げ付いた5億円もの金額を、全額回収すべく奔走する半沢(堺雅人)だが、東田(宇梶剛士)が海外に所有する5千万円の別荘は差し押さえ寸前で国税局の黒崎(片岡愛之助)に横取りされる結果となってしまった。
そんな半沢を次に待ち受けていたのは、裁量臨店(さいりょうりんてん)と呼ばれる本部からの内部検査。しかしその検査は、融資事故の全責任を半沢に押し付けようとする浅野支店長(石丸幹二)が意図的に仕組んだもので、
浅野の息のかかった人事部の小木曽(緋田康人)を中心としたメンバーで構成されていた。

一方、半沢と共に東田の居場所を探し続ける竹下(赤井英和)は、東田が隠れ家に使っていたマンションの所有者・小村武彦(逢坂じゅん)を探し当てるが、小村は東田について一切口を開こうとしない。

そんな中、半沢を支える妻の花(上戸彩)は、大阪へとやってきた浅野支店長の妻・利恵(中島ひろ子)を歓迎する食事会に参加したことをきっかけに、利恵と懇意になる。半沢は、妻の花にまで会社のことで気を使わせてしまっていることを詫びる。
裁量臨店は半沢たち融資課に不利な情報ばかりが噴出し、融資課一同は苦しい立場に追い込まれる。そして5億円の融資事故の情報をマスコミにリークすることと引き換えに東田の潜伏先を突き止めた半沢は、東田、未樹と一緒にいる男の姿に衝撃を受けるのだった。

放送日:2013年7月28日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/03.html

第4話

第4話

融資事故の情報をマスコミにリークすることと引き換えに、ついに東田(宇梶剛士)の潜伏先を突き止めた半沢(堺雅人)。しかし、その場所に張り込んだ竹下(赤井英和)が送ってきた写真に、東田と一緒に写っていたのは何と浅野支店長(石丸幹二)だった。
調べると、東田と浅野支店長にはお互いを結び付ける過去があることが判明。そこで半沢は、浅野が東田から何らかの見返りを得ていないか、その証拠を探し始めることに。
そんな中、花(上戸彩)は突然、アルバイトがしたいと言い出す。以前していたフラワーデザイナーの仕事ではないし、何のために働くのか真意を図りかねた半沢は花に尋ねるが、花は答えようとしない。

その後、部下と策を練って浅野の金の流れを掴むことに成功した半沢は、鍵を握る東田の愛人・未樹(壇蜜)に接触。東田の隠し資産について聞き出そうとするが、未樹はなかなか口を割らない。しかし未樹が、「ネイルサロン」を開くのを目標にしていることが分かった半沢は、花に言われた“ふとした一言”をきっかけに、未樹に銀行から正式な融資を受けるよう提案し、その手助けをすると話す。未樹は戸惑いながらも半沢の提案を受け入れようとする。未樹を東田から引き離して隠し口座の情報を聞き出そうとした半沢だが、またしても国税の黒崎(片岡愛之助)が半沢の前に立ちはだかる。

放送日:2013年8月4日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/04.html

第5話(第一章完結)

第5話(第一章完結)

国税局に寝返った未樹(壇蜜)は黒崎(片岡愛之助)と取引をし、東田が自らに貢いだ店の開店資金の摘発を見逃してもらう代わりに、捜査への協力を約束する。東田の潜伏先に捜査が入ると、未樹は東田から渡された印鑑や通帳を持ってベランダから逃走。その後向かったのは、東田から指示された場所ではなく、近くで待機していた黒崎のもとであった。一部始終を近くで見ていた竹下(赤井英和)は、「万事休すだ」と半沢(堺雅人)に伝える。
その直前半沢は、支店内の部下も同席する会議で浅野(石丸幹二)から実質的な出向の内示を言い渡されたばかりだった。出向が決定的になるなかで、それでも半沢は最後の抵抗を試みる。

浅野との決着の行方は、そして最後に半沢がとった行動は…?

放送日:2013年8月11日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/05.html

第6話

第6話

半沢(堺雅人)が東京中央銀行本部、営業第二部次長に栄転し、既に1年が経とうとしていた。
ある日、部長の内藤(吉田鋼太郎)に呼び出された半沢は、突如大きな仕事を背負わされることになる。
それは老舗ホテルである伊勢島ホテルの経営再建と、近く金融庁が東京中央銀行に対して行う「金融庁検査」への対応だった。

伊勢島ホテルは長く業績が低迷し、東京中央銀行が200億円の融資をしたばかりであったが、その直後、資金の運用失敗で120億もの損失が出ることが明るみになったばかりであった。
大阪で回収不能と思われた5億の不良債権を回収した半沢だが、120億となると次元が違う。「自分には無理だ」と言う半沢に対して、この案件は頭取(北大路欣也)命令であると内藤は告げる。

早速再建のために奔走する半沢だが、今回の巨大案件には伊勢島ホテルの羽根専務(倍賞美津子)はじめ様々な立場の人間の様々な思惑が錯綜しており、早期に事態の収拾を図ることは不可能のように思われた。

放送日:2013年8月25日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/06.html

第7話

第7話

金融庁検査への対応と伊勢島ホテルの経営再建という、2つの大きな課題を突きつけられた半沢(堺雅人)。
金融庁検査を先頭で率いるのは、何と大阪西支店へ国税局査察部統括官として査察に入り、半沢と凌ぎを削った黒崎(片岡愛之助)であった。
黒崎は国税局から金融庁に戻り、東京中央銀行に対する検査の主任検査官として任命されたのである。

半沢は、伊勢島ホテルが200億円の融資を得るために、資金運用による損失の事実を隠ぺいする工作を行ったことを突き止め、その黒幕を探し始める。同時に伊勢島ホテルを救い、東京中央銀行が金融庁検査で巨額の引当金を積むことを避けるために、伊勢島ホテルの聖域とも言われる領域に手を付けることを湯浅社長(駿河太郎)に進言する。

しかしそのためには、湯浅社長と対立する羽根専務(倍賞美津子)の圧力をかわし、羽根を新社長に据えようと画策するある人物と闘う必要があった─。

放送日:2013年9月1日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/07.html

第8話

第8話

金融庁検査を乗り切るため、伊勢島ホテル社長の湯浅(駿河太郎)に、先代社長であり自身の父でもある会長の更迭と資産の売却をさせた半沢(堺雅人)。これで伊勢島ホテルが出した120億円にも及ぶ運用損失の穴埋めが実現し、不良融資先として分類されるのを回避出来たかに思えた。しかし金融庁検査の最中に、再建の柱ともなるITシステムを構築中の外注先、「ナルセン」が破綻するとの情報が黒崎(片岡愛之助)からもたらされた。

ナルセンが破綻すると、これまで費やしてきた110億円以上もの投資が損失となってしまい、伊勢島ホテルは再び窮地に追い込まれる。事態を重く見た銀行幹部は、半沢を伊勢島ホテルの担当から外す方向で話を進めようとする。食い下がる上司の内藤(吉田鋼太郎)に対し、大和田常務(香川照之)は本番の金融庁検査の前に模擬検査を行うことを提案。大和田の息のかかった融資部の福山啓次郎(山田純大)を半沢の後任候補とし、模擬検査で一騎打ちをすることになった。

一方、出向先であるタミヤ電機の不正を追い続ける近藤(滝藤賢一)は、会社から他の会社へ不正に貸し付けられた3千万円の資金の行方を追ううちに、信じられない事実を目にすることになった─。

放送日:2013年9月8日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/08.html

第9話

第9話

近藤(滝藤賢一)が知ることになったタミヤ電機を舞台にした迂回融資事件。タミヤ電機を隠れ蓑にし、3千万円もの融資を受けていたのは、何と大和田常務(香川照之)の妻・棚橋貴子(相築あきこ)が経営する会社だった。
半沢(堺雅人)は大和田に突きつける証拠として、田宮社長(前川泰之)の証言を取るよう近藤に依頼をする。

一方の金融庁検査では二日後に迫った最終聞き取り調査を前に、半沢は驚きの秘策を用意し、湯浅社長(駿河太郎)の説得を試みることに。
しかしその内容は、100年以上続く歴史ある伊勢島ホテルにとっては、あまりに大きな決断であった。

そんな中、近藤はついに田宮社長の証言を取ることに成功。半沢たちが大和田常務を追い詰めるのに十分な証拠であったが、合流を待つ半沢と渡真利のところへ、近藤は一向に現れない。近藤の身に一体何が起こったのか─。

放送日:2013年9月15日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/09.html

第10話(最終話)

第10話(最終話)

近藤(滝藤賢一)は、大和田常務(香川照之)から提案された取引に応じ、手に入れた田宮社長(前川泰之)の証言を表に出さないという決断をした。
その結果、半沢(堺雅人)が大和田を追い詰めるために取締役会に提出する予定であった資料は、不正の事実を決定的にする重要な証拠がない不完全なものとなってしまう。そんな中、渡真利(及川光博)は人事部の後輩からの極秘情報によって、近藤が銀行に戻って来るとの情報を掴む。
何が起きたかを察した半沢は、なかなか行方が分からない近藤の携帯電話にメッセージを吹き込む形で、いつもの剣道場でずっと待ち続けると伝える。

大和田常務の不正を明らかにする取締役会が開かれようとしていた矢先、今度は内藤(吉田鋼太郎)から、金融庁から頭取宛に「金融庁検査における半沢次長の検査受け入れ態度に問題あり」との書面が送られてきたことを聞かされる。取締役会では、半沢が訴える不正問題と同時に、半沢の処分案も議題に上がることが分かった。

半沢にとって不利な状況が積み重なる中、ついに運命の取締役会が開かれる──。

放送日:2013年9月22日
参照元:http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/story/10.html

キャスト

主要人物

半沢 直樹 – 堺雅人(少年期:中島凱斗)
半沢 花 – 上戸彩
渡真利 忍 – 及川光博

半沢家

半沢 隆博 – 二宮慶多
半沢 慎之助 – 笑福亭鶴瓶
半沢 美千子 – りりィ

近藤家

近藤 直弼 – 滝藤賢一
近藤 由紀子 – 山崎直子
近藤 洋弼 – 大西利空

東京中央銀行

中野渡 謙 – 北大路欣也
大和田 暁 – 香川照之
岸川 慎吾 – 森田順平
高木専務 – 三浦浩一

東京本部

小木曽 忠生 – 緋田康人
高木(たかぎ) – 志垣太郎
倉島 健太 – 吉永秀平

東京本部第二営業部

内藤 寛 – 吉田鋼太郎
小野寺 順治 – 牧田哲也
坂本 新之助 – 岡山天音

東京本部融資部

定岡 崇之 – 小須田康人
川原 敏夫 – 井上肇
灰田 雅樹 – 加藤虎ノ介
寺内 健太郎 – 松永博史
加納 正明 – 西沢仁太
福山 啓次郎 – 山田純大

東京本部法人部

時枝 孝弘 – 高橋洋

大阪西支店

浅野 匡 – 石丸幹二
江島 浩 – 宮川一朗太
中西 英治 – 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
垣内 – 須田邦裕
角田 – モロ師岡
山村 – 小林徹
松下 – 森山米次

京橋支店

貝瀬 郁夫 – 川原和久
古里 則夫 – 手塚とおる
羽出 – 骨川道夫

奥様会(第一部)

江島 沙苗 – 田中美奈子
角田 美津代 – 中田優子
垣内 芳江 – 宇田川さや香

奥様会(第二部)

岸川夫人 – 松居直美
貝瀬夫人 – 小柳真由美
福山夫人 – 大森裕子

大阪国税局 金融庁検査局

黒崎 駿一 – 片岡愛之助
相模 – 石黒英雄
大塚 – 永岡佑
脇屋 – 岡あゆみ
島田 亮太 – 竹財輝之助
木下 愛 – 近野成美

西大阪スチール融資事故関係者

東田 満 – 宇梶剛士
藤沢 未樹 – 壇蜜
竹下 清彦 – 赤井英和
波野 吉弘 – ラサール石井
板橋 平吾 – 岡田浩暉
小村 武彦 – 逢坂じゅん

伊勢島ホテル

湯浅 威 – 駿河太郎
羽根 夏子 – 倍賞美津子
戸越 茂則 – 小林隆

その他

銀行イメージキャラクター – 夏目三久
来生 卓治 – ダンカン
浅野 利恵 – 中島ひろ子
浅野 佐緒里 – 川島鈴遥
浅野 怜央 – 若林瑠海
牧野 – 志賀廣太郎
飯田 – 柴崎真人
田宮 基紀 – 前川泰之
野田 英幸 – 利重剛
小川 – 望月章男
油山 哲也 – 木下隆行(TKO)
棚橋 貴子・大和田貴子 – 相築あきこ

スタッフ

原作 – 池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』(文春文庫刊)
脚本 – 八津弘幸
音楽 – 服部隆之
演出 – 福澤克雄、棚澤孝義、田中健太
ナレーション – 山根基世
脚本協力 – 坪田文
演出補 – 棚澤孝義、田中健太
監督補 – 川嶋龍太郎
撮影監督 – 淺野太郎
CG – 酒井基宏
タイトル – 井田久美子
音楽コーディネーター – 溝口大悟
選曲 – 御園雅也
アクションコーディネーター – 辻井啓伺
税理士監修 – 坂本剛
剣道指導 – 永島宗行
スチール – 品川裕之
インターネット – 佐藤英子、山田香織
番組宣伝 – 川鍋昌彦
広告企画 – 秋山真人
記録 – 福寿香里、舘野弘子
編成 – 岸田大輔
制作進行 – 露崎裕之
プロデューサー – 伊與田英徳、飯田和孝
プロデューサー補 – 萩原孝昭
製作著作 – TBS